3Bの菅原(熊谷)美智子です
皆さん、こんにちは。3Bの菅原(旧姓熊谷)美智子です。昨年の「還暦を祝う会」には出席できず、残念でしたが、この3月高校教師を無事退職し、2歳年上の夫と、のんびり、ゆっくり暮らしています。勤めてから大館市に5年、湯沢市に9年住み、現在は大仙市に住んでいます。子供が3人、孫が2人の「おばあちゃん」となりました。佐々木章さんから2ヶ月も前に「エッセイを」と頼まれても、平凡な生活の私には、これといったものが思いつかず、延び延びになってしまいました。すみません。しかし、私には一つ大切な「宝物」があったことに気づいたのです。それは・・・
秋田高校を卒業して40年以上がたちました。在学年数はたった3年間だけなのに、その後のつきあいがその15倍近くになる「仲間」たちがいます。その「仲間」たちとは毎年のように旅行をしています。人数は不定で、少ないときは4人、多いときは10人くらいにもなります。大学生の頃は恋愛のことや学校のこと、結婚して家族ができると夫や子供のこと。次第に話題も変わり、最近では飲んでいる薬や健康のことが中心でした。今年は、「終活」のことでも盛り上がりました。在学中の休み時間や部活・秋高祭などの話題がこの歳になっても出てきます。そんなときは全員が16~18歳になった気分ではしゃぎます。そして私は「こんな仲間がいて本当に幸せだなあ」と改めて思うのです。「高校の友人は一生の友人」・・・私の自慢・「宝物」の一つです。
今年の集まりは6人でした。秋田組と関東組の中間ということで松島に一泊しました。場所も子供連れのときは秋田県内が多く、湖や海での遊び中心の旅行でしたが、近頃は身軽なので県外に行くことが多くなり、豪華なホテルや観光も加わるようになり、時には温泉にゆったりつかる旅行となりました。でも、どこに行っても一番の楽しみは「夜のおしゃべり」です。どうしてこう話が尽きないのかと思うほど、きりがなく盛り上がってしまいます。
「いつまでこんな風に集まれるかしら?」「いつまでも会いたいね!」「また来年ね!」と言って別れますが、次に会ったときは「昨日会ったばかり」と思うように会話が始まるので不思議です。見た目はどう見ても「60や61のおばあちゃんたちの集まり」なのに当人たちは「女子高校生」気分でいるのがおかしくて、滑稽で、誇らしいのです。あと20年、こんな旅行ができたらなあと思っているのですが、それは無理な願望でしょうか?いずれにせよ、秋田高校の3年間があるからこの「宝物」があるのです。感謝、感謝です。