3年C組の太田明です。

3年C組の太田明です。

皆様、大変ご無沙汰しております。と言いますか、頭が悪くて勉強も下位、スポーツも運動音痴、性格も地味でまったく目立たない空気のような高校生でしたので、「はじめまして」のほうが正確なのかもしれません。ということでこの度は、約40年ぶりに自分をアピールできる貴重な機会を賜りまして、まずは声を掛けてくれた佐々木章君に心より感謝申し上げます。

この掲載文をパソコンで作成しながら、事務所の窓から外を見ておりますと、またもや冷たい雨交じりの雪がしとしと降り始めました。関東ではここのところ1月から2月にかけてドカ雪に見舞われるのが年間の恒例となっております。雪が降ると交通機関のマヒ、あちこちでひっくり返る歩行者達、多発する車のスリップ事故などもこの時期の風物詩となっている状況で、「おめがだ、秋田をみならったらなんとだ」と少し優越感に浸ったりもします。これを「北から目線」と言うそうですが40年経った今でも東北人のDNAを誇らしく思ってみたりもします。

そして秋田が誇るものと言えば秋田美人でしょう。天下分け目の関ヶ原で当時水戸藩であった佐竹氏は、家康の怒りに触れ、懲戒処分によって秋田に左遷、腹いせに水戸中の女性を引き連れて秋田に渡ったそうであります。後任の水戸藩主は「女を返せ!」と迫ったそうでありますが、なんと戦術にたけた佐竹氏は美人以外の女性を突き返した、だから秋田には美人が多い、一方茨城は・・・と皆様もご存じの落語のような話もあったりします。帰郷して女性を見ると、なるほど、と納得したりもしますよね。

おっと高尚な秋田高校のサイトの品位を下げるような、話が軟らかすぎる方向に行ってしまいました、大変申し訳ございません。

東京の予備校から大学を経て一部上場の商社へ就職できた小職は、その後順調に出世し、営業部長を拝命するところまで昇りつめました。こりゃ死ぬまで安泰だな、と人生をなめきっておりましたが派閥争いに巻き込まれて一転奈落の底に。名古屋へ単身赴任で飛ばされ10年の間、臥薪嘗胆の思いで沈黙しておりましたが、その後なんとか社会保険労務士の資格を得ることができ、ここ埼玉へ戻って事務所を開業、現在に至っております。

社会保険労務士という職業にはなじみのない諸君がいらっしゃるでしょうから、現在の小職の仕事っぷりを紹介したいと思います。我々のお客さまとなる中小企業では、人事や総務の専属社員を雇うような経済的余裕がないところがほとんどで、我々が顧問契約をすることでこの仕事を請け負います。具体的には、社員の労務管理をはじめ、労働基準監督署から長時間労働や社員の健康管理などに関する是正勧告や指導を受けた場合の対応、モンスター社員への対応や退職勧奨、うつ病社員のメンテナンスなどがメインの仕事となります。また社長の多くは社内では弁慶ですが、心から相談できる相手がいないのも事実で、個人的な悩み事など、酒のお付き合いも結構多いです。またこれ以外には労働相談などを通して、不当解雇された社員、給与未払い、セクハラやパワハラへの慰謝料請求など法的な対応なども多くなりました。

近況報告というと、なんだかんだで仕事の話になってしまうところが悲しくて情けなくなりますね。我々もとうとう「還暦へリーチ!」のところまで来てしまいました。そろそろ仕事以外に生きがいを見つけなくてはならない節目にいることは承知の上ですが、やっていることと言えば寺社仏閣巡り、はしご酒、ラーメン食べ歩きなどしょうもないことばかりです。皆様におかれましては如何でしょうか?

現在、埼玉県三郷市に住んでおります。3人の子供たちも「親が子供を育てるのは当然でしょ」みたいに感謝してるのかどうかもわからないまま当然のことのように巣立って行きました。埼玉にお越しの際はお声をかけてください。皆様と酒を飲みながら、還暦以降の人生の夢を語り合えれば最高ですね。

最後に、正月もだいぶ過ぎてしまいましたが、過去に撮った埼玉県の川口神社と調神社での熊手の写真をお届けします。今年も皆様とともに無事過ごすことができ、福々しく還暦を迎えられることを祈念しています。

コメント欄

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です