元3F、柿沼志津子(旧姓南)です。

東京に出てきて薬学部を卒業し、製薬会社や大学の研究所にいました。18年前からは千葉にある放射線医学総合研究所で働いています。研究所には秋田高校出身の3年先輩が他部署にいました。結構、世の中は狭いですね。
東日本大震災で福島原発の事故が起ったあとは、放射線についての不安になった方は多いとおもいます。普段の生活では放射線のことあまり気にしていませんが、病院で検査や治療を受けることになったときに急に大丈夫かなぁと心配になると思います。当時は、多くの放射線の健康影響に関する質問の電話が研究所に来たので、私はその電話の対応をしていました。その後は、放射線についてのセミナーで話す機会が増え、特に子どもを持つお母さん向けのセミナーは女性が行った方が良いと言うことで、いまでも福島へ時々行っています。最近は、小学校や中学校で話をする事が多いです。折角の機会なので、どんな内容か少し紹介します。

1,放射線はどこにあるか
放射線は、見えないし臭いもないので感じることができないです。放射線があることが分かったのは100年ほど前ですが、放射線を出す物質(放射性物質)ができたのは宇宙が出来たビックバーンときだそうです。その後、宇宙の塵が集まって地球ができ、そして生命が生まれました。というわけで、私たちの回り(空気や大地)や私たち自身の体の中には放射性物質が含まれていて、そこから放射線が常に出てきています。(秋田の多摩川溫泉の岩盤浴では、ラジウムという放射線が多いことで有名です。)

2,放射線の健康影響
放射線はDNAに傷つけるということで「がん」になるのではと心配になりますが、どのくらいの量の放射線かによって影響は違います(お酒やくすりも飲む量で効果は違いますよね)。実は、呼吸をする事でさえたくさんの傷が出来るそうです。でも、大丈夫・心配しないで下さい。細胞の中には傷を見つけると修復する仕組みがあって常に直しています。しかし、まれに傷の量が多かったり間違って直したりすると将来のがんに繋がることがあります。国立がんセンターの統計によると、私たちの2人にひとりががんになり、3〜4人に1人はがんで死亡すると言う結果だそうです。その原因は、食事やたばこがを大きな割合を占めているそうです。放射線の影響に比べて遙かに大きいのです。

3,がんにならないためには
それではがんにならないようにするにはどうしたら良いのでしょうか?いろいろな研究から分かってきたことは、とても当たり前のことですが、食事を腹八分にする、野菜を食べる、運動をするが大切だそうです。がんを治療するよりがんにならないような生活を心がけていきたいものですね。

何を書こうかと思っていましたが、結局最近の自分の仕事関係になりました。放射線のことで心配なことや聞きたいことがあればご連絡下さいね。
来年の還暦の会で皆様に会えることを楽しみにしています。

柿沼(南)志津子

11月15日 講演で訪れた弘前で撮影

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